中学生の頃、同級生4、5人で川に魚釣りに行きました。
最初は全員で竿を垂らしていたのですが全然、釣れなくて各々が、好き勝手な行動を始めました。
A君は、不機嫌になり自暴自棄のように竿を川につけて水中をかき混ぜ始めました。
私は子供心に「A君は、きっとこれから、うまくいかないな」と感じました。
逆にB君は、エサを変えたり、重りの深さを変えたりして黙々と魚釣りをやって、すごいと思いました。
私はどうかと言うと、魚釣りをやめて川にいる虫取りをしていたような記憶があります。
それから何年たったでしょうか。
A君は、残念ながら仕事がうまくいかず、幸せと言えない人生を送っています。
B君は、出世して取締役まで上りつめました。
私はどうかと言うと、公立学校の数学教諭から、全く別の仕事をしています。
まるで、あの頃の魚釣りの行動パターンが人生に投影されているようです。
人には、習慣があり、それが人生に大きく影響します。
以前、知能テストをしていた頃があります。
頭が良い子は成績が良いかと言うと、そうとは限りません。
逆に、知能テストの結果が良くなくても成績が良い子がいます。
どうしてそんなことが起こるのかと調べてみると、習慣の違いに気づきました。
成績の良い子は、習ったことをその日の内に復習するなど、成績が良くなる習慣がついているのです。
逆に成績の悪い子は授業中、先生の話を聞いていないなど、悪い習慣がついているのです。
大人も同じです。
仕事ができる人と、できない人は、能力よりも習慣が違うのです。
例えばオリンピック選手の練習メニューは、ビックリするぐらい過酷なものです。
例えば水泳選手の萩野公介は練習で、1日に16キロから18キロも泳ぐそうです。
萩野公介選手は人間でなく魚じゃないのかと思えるような距離です。
彼らは練習量を少しずつ習慣化しながら増やすことで、こんなイルカみたいなことが平気でできるのです。
結論から言うと、悪い習慣は正し、良い習慣をつけることで仕事も人生でもうまくいくのです。
でもなかなか、それが難しいです。
私もお恥ずかしいことですが、食事一つとっても腹いっぱい食べる、おまけに甘いものに目がありません。
甘いものを控え、腹八分目が良いのがわかっているのですが、これができません。
田んぼがあるので人に任せず、自分で農業をすればよいのですが、農作業は好きになれません。
習慣の壁は高いですね。
ではどうすれば良いのでしょうか?
行動は1か月続ければ習慣になると言われています。
私の場合、腹八分目の食生活を1か月続ければ習慣になるのです。
体には慣れが必要で、負荷がかかる習慣は3か月続けば習慣になると言われています。
農作業も私の場合3か月やり続ければ習慣になるのです。農業が好きになるかもしれません。
考え方など思考習慣は6か月続ければ習慣になると言われています。
もしネガティブな方がいたら、ポジティブになるように、捉え方を修正してください。
例えば、仕事がうまくいかない場合、「私はダメだ」と思ったら、もう一度、客観的に捉えなおして「仕事は誰でもうまくいかない場合がある」と考え直せばよいのです。
これを半年続ければポジティブな人になれます。
習慣を変えるのは大変ですが、皆さん一緒に頑張りましょう!
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