「若いですね!」
「すごく若い!」
最近、行った学校のOB会での会話です。
若いと言われているのは、オッサンの私です。
言っているのは20代前半の若者です。
逆でしょう!
私は「仕事で~したい」と夢を語っただけです。
それで私は、「キミたちの夢は何?」と聞き返したら、
「・・・・・」
答えが返ってきません。
それで私は20代の頃は、半分冗談で「世界征服ぐらいのことは思っていた」と言ったら大うけです。
もう、彼らからしたら頭が変なオッサンです。
さらに「学生の頃は何ですか?」と聞いてくるので
「すでに中学生の頃は総理大臣だったけど(事実)」言ったら、またまた大うけ。
これでは、アホなオッサンの独演会みたいで、何か恥ずかしくなりました。
夢なんて、現実の中で、だんだん小さくなっていくので、若い頃は大きい方が良いと思っているのは私だけでしょうか。
確かに今の若者で「夢がある」という人は約2人に1人(2018年新成人に対象の調査マクロミル)で過去最低だそうです。
さらに、その夢も会社員とか公務員とかいう小さなものだそうです。
一方で「人と競争するのが苦手」という若者が7割もいることを考えたら当然かもしれません。
以前、NHKの調査(2017年)で「外国から侵略を受けたら戦うか」という問いに、「戦う」という若者が先進国最低の1割しかいなかった理由もよくわかります。
おーい日本、大丈夫か?
以前にも書きましたが子供の頃から「自分に自信がない。だから挑戦しない」若者が増えているのが原因の一つかもしれません。
今、子供たちに対する大人の評価基準は、親も含めて「勉強ができるか」「良い学校に通ってるか」等が中心になっています。
これが大きな間違いです。
勉強より大切なことは、誠実さや真面目さ、優しさなどの人間性です。
勉強面だけで子供を評価したら、良い評価されるのは、トップの子だけで、後はダメな子になります。
それがこの結果です。
随分前に、東京の四谷大塚という学習塾に見学に行ったことがあります。
この塾は、開成中学などのトップクラスの学校に進学し、東大に多数卒業生を送る学習塾です。
毎週、土日になると全国から優秀な子が親とともに飛行機などを使い九州や北海道からもこの塾に習いに来ます。
私は、ここに来る子と話してビックリしました。
小学生なのに話し方、内容、表情が大人なのです。
子供らしさが全くないのです。
勉強を毎日、ビックリするほどしているので学力は高いでしょうが、子供として、人として欠けている部分をいっぱい感じました。
しかし、このような子供たちが官僚になり日本を引っ張っていくと思うと末恐ろしくなりました。
おーい日本、大丈夫か?
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