通勤列車にて
悩んでいる?!
元気がない?!
やる気がない?!
どの顔も冴えません。
ある会社を訪問するために、久しぶりに朝の通勤列車に乗りました。
通勤客の元気がなく暗い表情に驚きました。
自分の顔も同じかと思い駅のトイレで確認しました。
寝ぼけて変な顔をしていますが、元気が感じられます。
目的の会社に着きました。
出社時間なので、人が続々と建物の中に吸い込まれていきます。
しかし、ここも同じです。
どの顔も元気がなく暗いです。
この建物は葬儀場かと疑いたくなるような表情の人もいます。
私は、出社する人たちの元気がなく暗い表情を見てびっくりしました。
しかし、見た目と裏腹に実際には、明るく元気な人もいるでしょう。
でも、気持ちが表情に現れるという心理学のセオリーから考えれば、元気がなく暗い気持ちの人が多いのかもしれません。
探偵には向いていないのか…
通勤する人の表情が気になったので、自分の会社はどうかと思い以前、出社する社員の表情を、こっそり見たことがあります。
看板の陰に少し隠れて見ていると、「あ、おはようございます」
隠れているのに気づかれてしまいました。
まるで透視能力があるようです!
今度は、目だけ出して観察。
なんと距離もあるのに気づいて礼をしています!
彼も透視能力があるのでしょうか。
鷹(タカ)のような目を持つ社員です。
結局、社員の表情はよくわかりませんでしたが、社員に超能力があるのか、私が探偵に向いてないのか、どちらかだと思いました。
堀川の奇跡に見る「やる気」の源泉
京都市に「堀川の奇跡」として知られる堀川高校があります。
この高校は、たいした進学実績もなく、誰でもはいれる偏差値の低い公立高校というイメージでした。
ところが2002年、急に国公立大学への現役合格者数が前年の6人から106人に100名以上増えました。
また内訳を見ても京都大学に30人以上の現役合格者を出しています。
まさに奇跡なのです。
どうして奇跡が起こったのでしょうか?
答えは探求学習を取り入れたからです。
探求学習とは、自分でテーマを見つけ自分で考え、答えを導き出す学習です。
テーマはスキー場のリフトからブラックホールまで何でも良いのです。
大切なことは、興味や関心をもって、自分から探求するということです。
これにより、やる気も成果も変わってくるのです。
更に探求すれば良いことがあります。
自分から学習でも仕事でも極めようとすると、脳は特殊な状態になることがわかっています。
それは「フロー」と言う状態です。
「集中しているがリラックスしており、最高のパフォーマンスを発揮する状態になる」ことが分かっています。
この状態は、進学とか仕事のためとかでなく、その行為自体が目的になっている状態です。
食事も忘れて仕事をすることを経験された方もおられるかもしれませんが、そんな状態です。
そして、この状態を繰り返すことにより、単純な言い方になりますが、脳が活性化し頭が良くなると言われています。
「堀川の奇跡」もここにあります。
考え方ひとつ
各分野で有名な「名人」や「芸術家」などの話を聞いていると、頭の良さを感じることがあります。
学歴などには一切関係なく、頭が良いのです。
この方々は「どうすれば良いものができるのか」・・そんなことを追求し、「フロー」の状態を何度も経験されてきた人達だからです。
私たちも「フロー」を経験できるのでしょうか?!
確かに、最初から私たちの仕事は、テーマが与えられています。
しかし、それはお客様や社会的に対して役に立つ意味のあるテーマです。
考え方によって興味や関心を持つことができます。
また「探求」とは、答えのない仕事と全く同じです。
考え方ひとつで、名人のように「フロー」の状態にいくことができます。
一度きりの人生を、どのような人生にするか、それには心の立ち位置に左右されると思います。
こんな偉そうなことを言っていますが、私自身の心の立ち位置も、目まぐるしく変わります。
それこそ、野球に例えれば、ピッチャーから球場の売り子くらいまで…。
「フロー」の状態になるような考え方を忘れずにいたいものです。
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