この4月から働き方改革により、時間外労働の上限規制や同一労働同一賃金などが中小企業でも実施されます。
この働き方改革は良い面もあるのですが、欧米の労働観によるもので、日本固有の雇用慣行や労働観を否定するものになるのではと、危惧しています。
以前、文科省から「ゆとり教育」が導入され、子供たちの学力が大幅に低下し問題になったことがありますが、それを思い起こさせます。
さて、働き方改革には別の問題もあります。
この法律は昨年4月から大企業に導入されましたが、一般社員に残業をさせないために自らが残業をし、違法な月80時間以上の残業をしている状態の大企業の管理職が300万人もいるということです。
(日経新聞2020/1/20)
この4月から中小企業にも適用されるので、単純計算ではありますが、約1000万人が「違反」になる可能性があります。
この法律は刑事罰もあるので「違反」していれば大変です。
結局、4月以降は、「違反」を解消するために多くの仕事が労働市場に出てくる予想されます。
私たち人材会社にとっては、本当にありがたいことです。
しかし、日本の将来のことを考えるとそうは言っておられません。
今、日本は新型コロナウイルスや景気の悪化などで大変厳しいな時期です。
私たちも大変ですが、ご苦労されている方も多いと察します。
でも、捉え方次第で未来はいくらでも変わっていくと思います。
「夜明け前が一番暗い」というイギリスの諺もあります。
明るい未来を信じてお互い頑張りましょう!
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