専門家によると
習慣化コンサルタントの古川武士さんは、こう分析しています。
時間活用・管理の方法はたくさんありますが、その根底に心理的要因を抑えておく必要があると考えられています。
その時間習慣の3つの心理法則があるそうですのでご紹介します。
- こころのエネルギーの法則(エネルギーは早めに消費される)
24時間は均等に流れていきますが、私たちの集中力の源であるこころのエネルギーは均等には消費されません。一般的に朝エネルギーが高く、1日の終わりになるにつれてどんどん残量が減っていきます。大切なことはエネルギーが最も高い時間に行うことがポイントです。
- パーキンソンの法則(予定した時間の分だけ時間がかかる)
これは、英国の政治学者であるパーキンソンが提唱した法則です。この理論が語っているのは、ある仕事を行うにあたり、余分な時間が与えられると、人は与えられた全部の時間を無駄なく使うために、仕事のペースを無意識のうちに調整し、生産性の低い仕事になることが多いということです。
つまり、予定した期限があればそこまで時間がかかってしまう。裏を返すと期限を早めることで非効率を排除できるということが言えます。
- 欲張り見積の法則(見積時間は実際時間より短い)
多くの方のタイムログ(時間簿)を調査すると、時間見積は実際にかかる時間よりも短く設定されていることが多いものです。それは理想的なスケジュールで進めたい、これぐらいで済ませたいという願望が入るからでしょう。
しかし、計画が欲張り見積もりされている限り、決めた時間に終えることはできません。
ひとによりますが、実際かかる時間の60%ぐらいの時間で見積もられているケースが多いものです。裏を返すと40%ぐらいバッファー(ゆとり時間)を含ませると丁度良いです。
3つの心理法則を見るだけでも、自分自身思い当たることがいくつかあります(汗)
普段から無意識に上記の時間習慣と鼬(いたち)ごっこしている様な気がしてなりません。
習慣とは怖いもので後天的な行動様式であり、「習慣は第二の天性なり」とも言われるように反復して行われることで固定され、いつしかその人とその人の習慣を切り離して考えることが出来ないような状態になる場合も多いものだと思います。
まずは習慣化している自分の考えを修正し、時間の使い方を見直さなければいけないと感じました。
時間の使い方が上手い人は
時間の使い方が上手い人の特徴としてよく紹介されていることが4点あります。
- スキマ時間を活用する。
スキマ時間は1日平均、1時間9分もあり、1ヶ月にすると30時間以上。読書や勉強するには十分な時間です。これを大切な時間として扱っていけば、1ヶ月でも大きな成果になるハズです。 - 決断のスピードが早い
これが出来れば時間がたくさん確保できます。
考える時間が短いので、優柔不断の人より時間が余ります。
これが出来る人は何も考えずに決めるのではなく、事前に準備し、想定される問題を何度もシュミレーションしています。
収益を優先するのか、人間関係を優先するのか、バランスを取るのか、決めておけば決断力が磨かれるので、まず自分が何を優先するのか決めておくといいそうです。 - 習慣化ができている
習慣化ができると時間と労力を節約できます。
なぜなら、頭で考えずに行動でき、悩む時間を減らせるからだそうです。
例えば、歯磨きやお風呂はやるかやらないか迷わずにできますもんね。 - 自分について理解している
これは自分を知っておくことで、正しい選択や行動ができるからだそうです。
自分の長所や短所が分かっていれば、正しい選択や行動に結びつけやすくなります。
長所や短所を知らないと、苦手な分野に飛び込んでしまい、時間をロスしてしまう可能性があります。
ここでもあったように、習慣化が大事ですね!
習慣化できると当たり前の状態になり、頭で考えなくても身体が動かせるメリットがありますよね。
小さいことからでもいいのですが、スキマ時間は読書をしたり、会議や商談後すぐに反省をしたり、小さな習慣を積み重ねると大きな力になりますよね。
習慣化と時間の使い方
習慣化を上手く活用し、時間の使い方が上手くなれば仕事の進め方も効率的で上手くなるハズです!
私もよく、今やるべきではないことに気を取られ時間を無駄に使ってしまうことがありますが、良い習慣を身につけていい仕事ができるよう頑張りたいと思います!
素晴らしい習慣の先には、効率的に仕事をこなすことができ、人生もきっと素晴らしい時間を過ごすことができるでしょう!
習慣化はなかなか難しいですが、心がけていきたいです!
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