あけましておめでとうございます。
輝かしき2023年がスタートしました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
お正月に私は、とりわけ家族や親戚にご挨拶をし、初詣に神社を訪れ神様にお礼をお伝えします。そうやって過ごしていたらあっという間に2~3日が過ぎ仕事始めになるという毎年でございます。
お正月には、新しい年を無事に過ごすために、古くから「歳(年)神様をお迎えする」という風習があります。
「歳神様」は家族を守ってくれる神様で、神社には地域の神様でもある氏神様が祀られています。新しい年を迎えるにあたって神社やお寺にお参りし、旧年中の感謝の気持ちを伝え、新年の願いと誓いを新たにするというのが初詣です。
お正月といえば
もうひとつ、お正月にテレビをつけたらずっと見てしまう箱根駅伝!
以前にもマラソンのことを書いた覚えがありますが、持久走は小学校4年生まで大嫌いでした。でも5年生から大好きに急に変わりました。急に!
スポーツの世界でも「勝利」を味わうことは大切で、人間なにごともそうですが勝つことを経験して勝利を味わうことができると、ものすごく自信がつきます。
小学校5年生のときの私も、マラソンでは4年生まではビリから数えた方が早かったのに、5年生から上位に食い込むことが出来るようになりそれが楽しくて仕方なくなったんです!
自信というものは恐ろしいもので、人間出来ると信じていると必ず出来る方向のことばかりを考え情報もその様な情報が集まってきます。
一方で自信がないと、出来ない理由ばかりを探してしまい、出来ない方向に頭が向いてしまいます。
ご存じの方も多いと思いますが、心理学の有名な実験でカマスの習性を利用した「カマスの実験」というものがあります。
カマスの実験
実験の内容はこうです。
- まず空腹のカマスの群れを水槽に放す。
- 次にその水槽を透明な板で仕切る。
- 最後に、カマスのいない方に餌になる小魚を放す。
以上。至ってシンプルです。するとカマスは以下のような行動をとります。
透明な板に何度も体当たりをし、体に傷がつくまで体当たりを繰り返します。
何度も何度も愚かしいくらいに透明板にぶつかっていきます。
そして最後にはあきらめておとなしくなってしまいます。
そこで実験は次の手順に進みます。
透明な板をはずしてカマスが自由に小魚を食べられるようにする。
するとカマスはどのような行動を取るでしょうか。
「動かず」 つまりカマスは小魚を捕まえにはいきません。
驚くべきことに小魚がカマスの目の前にやってきても何の反応も示さず、そのまま餓死してしまいます。
これは、何度やっても同じ結果になるそうです。
これにはまだ続きがあります。
どのようにすれば解決できるでしょう?
答えは…
何も知らない新しいカマスを入れる
です。
新しいカマスは当然のごとく、小魚をバクバク食べます。
それを見て、(食べられない)と思い込んでいたカマスたちも真似してバクバク食べるようになる、という結果になるのだそうです。
何度やっても同じ結果になる、これはアメリカの心理学者マーティン・セリグマンさんが解き明かした、「学習性無力感」という状態だそうです。
人間社会では
人間社会でも、落ち着いて考えてみるとカマス界と同じようなことが起こっていますよね。
小さいころから両親が子供にネガティブなことを言っていたり、友人や同僚からネガティブワードを聞かされていたり。例えば、
・それは絶対無理だよ
・あなたには出来ないよ
・やめておいた方がいいよ
・現実的に無理だよ
・あの人は特別だから
・失敗するのが関の山
こういう言葉が出てくると、人間も無意識のうちに限界を決めてしまうとチャレンジすることを忘れてしまうことがあります。
初めから水槽に仕切りなんてないのに。
そういう思い込みってあるよね。自分はそういう思い込みに縛られないように気をつけよう!そう心に思いました。
ビジネスの世界でこれが起こってしまうと、その停滞が原因で成長できずに衰退して悪い方向にいってしまう可能性もあります。
では人間界でも餓死するカマスにならないためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは企業では、新しい風を入れていくために新入社員を採用したり、自分よりも知識や経験がある方のお話を聞かせて頂いたりセミナーを受講したり、個人の能力を高め、何より自分に「自信」を持つことが大切だと思います。
「自信」
自信があるか無いかで、人生が大きく違ってきます。
自信がない人は、
・言いたいことが言えない
・周りの空気に合わせてしまいがち
・ずるい人に利用されたりしてしまう
一方、自分に自信がある人は、
・行動力があってチャレンジ精神が旺盛
・自分の意見もたくさん言って、場の空気をつくる
・何事も積極的に楽しんでコミュニケーションも上手
ところが、「自分に自信がない」と思っている日本人はビックリするほど多いんです。
世界の高校生を対象にした調査があります。
「あなたは自分を優秀と思いますか?」
という質問に対して、
「優秀ではない」と答えたアメリカ人は10.8%
「優秀ではない」と答えた日本人は、なんと83.2%
日本とアメリカでこんなに違いがあります。
でもアメリカで活躍する日本人もたくさんいますし、能力に差がある訳ではなく、実力はほぼ同じですよね。
何が違うのか。
それは、「自信!!!」
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