好きこそものの上手なれ!

オーストラリア オペラハウス
世界経済における日本の存在感 

ある番組を見ていました。

 「オーストラリアが熱い!」

 日本の労働人口が人口減で減少に転じている今、更に若い人が海外へワーキングホリデーなどを利用して出稼ぎに行く。そんな光景が本当に多くなっているようです。

 もちろん皆が必ず海外で職に就けるわけでもないと感じます。経験があることを活かすことが出来れば、最低賃金が世界第2位のオーストラリアでも仕事に就ける可能性はあるんでしょうね。

 そう、それでも日本で働くより短期間に多くを稼げる海外へ、挑戦の意味で働きに行こうとする層は以前から一定数いました。実際に私の姉も過去にワーキングホリデーを利用してオーストラリア・カナダとチャレンジしていました。でも最近、より魅力的に感じられ増加しているんですね。

 もちろん言葉の壁はあるでしょう。でも、英語は「Yes、No、OK!」くらいしか出来なくてもだんだんと慣れていけばいいと言っている人もいるくらいです。

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 ただ最低時給が高いとはいえ、家賃は日本の1.5~2倍ですし、物価も高いようです。特に加工食品や外食が高いようですが、生鮮・海鮮の食品素材は安い…、だから自炊をすれば可処分所得が多い。生活の仕方によっては幸せな国だなと思いました。

 最近ではベトナム政府とオーストラリアが連携して、ベトナム人労働者に農業をどんどんやって下さい!ものすごい条件が良いですから!と持ち掛けているそうです。

これまで日本に多く働きに来てくれていたベトナム人が、韓国やオーストラリアに行き先を乗り換えている。
労働力を外国人に頼っている日本としては厳しい話ですよね。

今後もオーストラリアにはそうやってどんどん人が集まってくるのではないかと。日本に住む人間としては複雑な心境です。

 一方で、海外労働では成功者ばかりではありません。アメリカで海外生活の厳しさを語る人もいます。やはり物価高で現在の生活費が非常に高くなってしまい、貯金を切り崩しながら生活し苦しい思いを強いられているのが現状という方もいます。でも先は収入が必ず上がると分かっているので、このままアメリカで頑張っていく、そう言っていました。

 一方日本と比べると、健康保険の問題などは決して充実していないと言っていました。働いていなければ健康保険に加入できないとか、リスクの高さがあるんでしょうね。

いわゆる、国民生活を生涯にわたって支える社会保障制度が日本と差があると感じられているようでした。

日本では、これから子育てに対する社会保障制度の充実を図っていくような議論がされていますが、全体的にみると日本で暮らすということは非常に安心・安全があり、広く保障される制度が充実しているということなんでしょう。

確かに日本津々浦々、どこの駅や市役所に行っても便座はあったかいです(笑)インフラは日本では全ての人に優しくなるように整備され続けています。

海外においては世界中どこでもそうではない?!ですよね。裕福な都市やそうでない都市によって差があるように感じます。

 決して整備が行き届いていない都市がある。でもそんな海外でも行ってみて働いてみるんだと、チャレンジしてみようと考える人が多くいるんですよね。

 昨年から円安ドル高の進行が進んでおり、今後も円安トレンドが続く可能性が高いという予測が発表されました。

 円安にはメリットとデメリットがありますが、輸出企業にとっては海外に安く製品を売れるため、価格競争力が高まり、収益が増えるメリットがあります。

 一方で、原材料を輸入する際のコストが一段とかさむことが挙げられます。

 実際にトヨタ自動車の豊田章男社長は、昨年8月に「円安のメリットを受ける輸出の台数は10年前と比べるとおよそ2割減少している。一方、資材や部品の輸入が増えてきていることやエネルギー価格の高騰で、どちらかというと円安のデメリットが拡大しているのが現実だ」と述べました。

  • 日本の世界GDPランキングは第3位です
    しかし…
  • 1人あたりGDPランキングは28位 

 1人あたりのGDPランキングと国民の生活水準は、必ずしもイコールではありませんが、日本は依然として、世界で有数な豊かな国です。

 しかし今後、世界経済における日本の存在感は、著しく低下すると予想されています。それはやはり日本は少子高齢化の影響を受けることが避けられないからです。もちろん現在の日本では、このような予測の状況を打破する努力が求められていますが、日本独自の文化を活かす、質の高いモノ作りの技術を生かすなどの工夫で、活路を見出したいところですよね。

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