1週間を振り返る時間
まだ続くジメジメした季節ですが、心の中までジメジメする必要はない!そんなことを思いながら過ぎていく日曜の夕方。
今週もたくさんの方とお話することができたな~、有り難い限りだなと考えながら休日も少しデスクに向かいます。
色々な方との会話の中でお聞きする話として、職場での人間関係に悩んでいるお話し、子ども同士のイジメなどの人間関係に悩んでいる親御さんのお話、特に人間関係に悩んでいるお話をよくお聞きします。
きっかけは小さなことからなのかもしれませんが、発展し悲観的に生きると健康にも影響してしまいます。
子ども時代のあの頃
子どもの頃、周りでは「意地悪をされた」 とか「はみご(仲間外れ)にされていじめられている」
とか、やはり今思い出すだけでもゾッとする行為が周囲に実際にありました。
親の立場になって考えてみると、幼児の親御さんは、子どもが泣いたりケンカしたりするのは自然なことだとわかってはいても、泣かせた側の親も泣かされた側の親もきっと冷静ではいられませんよね。幼稚園の中では、こういった「やった」「やられた」はありますが、これは「いじめ」ではないと思います。
子どもが活発すぎて、友達のおもちゃを取り上げ、泣かせてしまうようなこともあります。そんなとき周りの親御さんの目線が冷たく思えたりするかもしれません。
でもそれって、成長のひとつでいいと私は思います。周囲との調和として必要以上に叱ってしまうこともあるかと思いますが、「こんなことはあって然るべき」と「開き直る勇気」も親の役割かもしれません。
私の小学生時代で記憶にあるのは
意地悪なことを言われた
とか、
○○君が○○ちゃんを泣かした
とかは日常茶飯事にあったように思います。
思い返してみると、何気ない言動で相手を傷つけてしまったりしたのだと思います。
その後、親もその事実だけを見て頭ごなしに叱るばかりではいけないのでしょう。
そもそも子どもは親の思った通りには行動してくれません。親の希望や想像を超えた行動をしでかすのが子どもの仕事ですからね。
きっと親の立場でも、その場その場ごとに「最適」と思える対応しかできず、「正解」はいつもありません。ああすれば良かったと後悔を繰り返しながら、親も子どもも成長していきますよね。
社会に出たら
職場での人間関係は、それが原因でストレスを抱えている方が大勢いることが事実です。
誰もが社会人として働くようになってから、この人とはちょっと合わないかも…などと感じたことがあると思います。
実際に退職理由に関するアンケート結果でも「やりがい・達成感」も上位ですが、「人間関係が悪かった」という理由も上位にあります。
職場の人間関係に疲れてしまうのは、あなたが優しいからとも考えられます。
そう悩んでいる人には
- 気遣いができる
- 真面目
- 相手を尊重しすぎる
などの特徴があります 。
会社では様々な年代、価値観やそれぞれ違ったスキルを持った人たちが、同じ組織の中で働いています。その中にはどうしても「接するのがしんどいな」と感じる人が存在すると思いますが、どの職場でも存在しますし、避けて通ることは容易ではありません。
正しくない言い方かもしれませんが、職場にいる「困った人たち」の特徴は、
- 一日ごとに 機嫌が違う
- 愚痴や噂話、悪口が多い
- 自己中心的
- コミュニケーションが取れない
などが考えられます。
こういった複雑な人間関係の中であっても、苦手な人との関係も苦手意識を克服して「高いパフォーマンスを発揮して仕事していきたい!」と考えたいものですね。
そんなときに大事な考え方の根本として、
自分の資質や性格を変える必要はない
ということです。
他人を変えるより自分が変わる方が簡単だという言葉もあります。
でも円滑なコミュニケーションは、互いが互いを尊重して、思いやりを持って初めて成立することです。自分だけが変わっても相手側に自分を尊重する気持ちがなければ、関係の改善は難しいです。
じゃあお互い変わらなかったら状況なんて変わらないよね!?と感じると思いますが、私が思うに
分かり合えなくて当然、通じなくて当たり前
と思って接することも大事だと思います。
子ども同士の話でもありましたが、それぞれが違った環境で育って価値観も全然違う。そんな中で同じ職場環境で働いていて、その人たちがコミュニケーションをとる。外国人と話しているくらいの気持ちで考えたら変な期待もしないし、ストレス軽減が期待できるのかなと思います。
良好な人間関係であれば気兼ねなく質問や相談ができたり、社員同士が和気あいあいと休憩時間を過ごしたり、居心地の良さも感じられます。小さなストレスがなくなり、日々楽しく働けるようになりますよね。
悪口を言う人の心理
ここまで、とにかく人間関係って難しい課題だなと悩みや話をお聞きするたびに毎回感じるのですが、「悪口を言う人」にも心理があるはずです。
アメリカの心理学者であるレオン・フェスティンガーの言葉にもある様に、人間はついつい他人と自分を比較してしまう生き物です。
人間は、他人と自分を比べたときに自分が優れていると「優越感」を抱きます。その逆に、自分が劣っていると感じたときに「劣等感」を抱きます。
例えば先輩と後輩がいて、後輩が東大出身だと分かり、自分より有名大学出身の後輩だな、あいつの方が優れているなと分かり仕事ぶりや結果で先輩の自分が評価されなかったりすると、先輩がいじめを起こしてしまったりすることがあります。本当にちょっとしたことが原因ですよね。
最近「自己肯定感」という言葉をよく聞きます。
自己肯定感が低い人ほど自分に自信が持てません。そういう人は、自分対相手との比較において自分が劣っていると感じやすい傾向があります。なので、自己肯定感の低い人ほど悪口を言う傾向にあると思います。
自己肯定感が高い人は、自分の考えや行動に自信を持てます。他人にとやかく言われてもその考えや行動はゆらぎません。相手と自分をいちいち比較することもなければ、悪口を言うこともないのです。
じゃあ、悪口が好きな人はなぜそれをやめられないのでしょう?
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