地元志向が強い?!
先日ある企業の営業の方とお話ししている中で、
三重の方って、ご商売は三重からあまり出ていかないとお聞きしたことがあります
とお話しされました。 また、その方は、
そんな自分は三重から出て県外にいますけど、良く言えば地元志向が強いと言いますか…
ともお話しされていました。
本当かなぁ、という気持ちもありつつ、よくよく考えて見ると確かに、「企業規模」だけで考えたら、三重県内で商売を完結する企業も多いのかもしれません。
しかしながら、中堅以上の企業規模であれば東海圏、関西圏へ、または全国にと幅広くご商売されておられ、一概には言えないなと感じていました。
確かに三重県出身者でも大学への進学で名古屋や大阪、人によっては東京へ出られる方もたくさんおられると思います。
私に限ったことではないかと思いますが、例えば商売でお付き合いする業者様となると「地元三重の方とのお付き合いを優先する、確かにそんな傾向にあるかな、でも内容によるな、ますます分からなくなったぞ」という気持ちが残りました。
自分自身は三重県出身で、就職の際一度お隣愛知県へ出ましたが、現在は三重に戻り、確かに三重でお仕事させて頂いております。
人や県民性に限ったことではありませんが、どなたでも「地元を盛り上げていきたい」、「育った街に恩返しや還元していきたい」、そう思う気持ちは少なからずあるよなーと思っています。
三重県民の「県民性」って?
では三重県民の県民性は、いったいどうなんでしょうか。
県民性を連想させる四字熟語が3つありました。(※)
明朗闊達(めいろうかったつ)
細かいことに重きを置かず、性格的に明るくてさっぱりしている。
要するに明るくて愛想のいいタイプが多いということです。苦労の多い局面であっても、細かいことにネチネチとこだわることなく、弱音も吐かず、前向きに努力します。ただ、明るい分だけ、いささか大雑把な面も。
天衣無縫(てんいむほう)
人の評価を気にして取り繕ったり、自分を飾ったりすることなく、素で無邪気な様子をいいます。
三重県民は堅実で真面目であるとともに、いかなるときでも、素朴にありのままの自分でいられるタイプが多いです。また、正直な人々ですので、嘘をついたり、ごまかしたりすることを嫌います。
装模作様(そうもさくよう)
見栄を張ること、作為的によく見せるようなことを「装模作様」といいます。
あまり良い意味で使われる熟語ではないかもしれませんが、現代社会における営みでは、よく見せること、人の心に伝わるようにプレゼンテーションすることが重要であるというのも、また事実です。
三重県民は、天真爛漫な素朴さとともに、見た目の華やかさを愛する気持ちも強くもっています。
ときにはそれが見栄っ張りな傾向として表に出ることも。またファッションには敏感で、流行を取り入れることにも臆しません。
※ 全日本四字熟語普及連盟 「四字熟語データバンク」より
各地方の人柄、人間味に触れる
人口、約170万人の三重県。
各世代でたくさんの著名人も活躍していますが、どの県民の皆さんも素晴らしい人柄であることが読み取れます。
私も20代の頃、県外の方と交流している際にやはりどの地方にも方言があり、それまでは三重県の方々とばかり話す機会が多かったことから、
「えっ、今のって喜んでくれたん?」
「えっ、それって大丈夫ってことでよかったん?」
など、言葉のイントネーションやニュアンスの違いがあり、「あまり心通じ合えてないよなー」などと、お相手の話し方で後味として不安を感じることもありました。
人間、40代にもなると本当にこれまでの経験から、そんな不安を感じることは全くなくなり、どの地方の方とでも積極的な交流ができるようになっています。
逆にどの地方の方もその地域の人柄がでて味があり、各地方の特徴も生かされた人間味がありますよね。
各県から三重県にお仕事の都合などで移住されておられる方もいます。
中には三重県の自然豊かな土地柄に惹かれ、移住してくださった方もおられるかもしれません。
更に、コロナ渦の経験を経て、たくさんの人のライフスタイルも変化しました。
仕事面ではリモートワークが増え、私もよく使用しますがオンラインミーティングなどが一気に普及し、人の移動や集まりを前提としない活動が拡大しました。
生活面では、ネット通販やフードデリバリーの利用が増えました。
仕事の場所への変化もあり、東京への通勤前提でなくなった人が郊外に住むことを選択することも増えていると思います。
ですので東京への転入、または東京からの転出にも変化があると聞いています。
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