電車での会話
「今日は結構空いてるね」
「平日のこの時間は移動する人も多くはないですよね」
「そやけど、7~8割の人はスマホと仲良しやねー」
「最近はみんな電車移動中はスマホで動画見ているかゲームしてるか、本や漫画もスマホで読んでますもんね」
「便利な世の中やけど、メガネかけてる人が前より増えた気がするわー笑」
「メガネじゃなくてコンタクトレンズやったら近眼かどうかも分からないでしょ笑」
ある平日に電車に乗った時の会話です。
私もひとりで電車に乗った時は例外ではありません。スマホで音楽を聴き、チェックしていなかったメッセージに返信して、ニュースを読んで他にも色々見たいものをチェックしてと、次から次へとスマホを操作していたらあっという間に時間が過ぎてしまい目的地に到着です。
ゴルゴ松本さんの「魂の授業」
先日スマホでYouTubeを見ていると、興味深い内容が流れてきました。ゴルゴ松本さんの「漢字を使った魂の授業」です。
以前にも動画は拝見したことがあったのですが、再度見ても「そうだそうだ!」と納得させられる、とても興味深い講演です。
ゴルゴ松本さんは「命」の字を身体で表現するギャグで有名ですが、漢字について勉強され、2011年から少年院でボランティア講演の活動をスタートされています。
少年院での講演
少年院にいる少年たちに向けての講演動画では、これからの人生に対して「夢」があるはずと。少年たち一人ひとりにまずは「夢」を語らせて、「そうなりたい」という気持ちを言葉にして表現させてから、「夢」を叶える方法を語っていかれます。
ゴルゴ松本さんの話し方を見ていても、やっぱり人を惹きつける話し方を身に着けておられ、声のトーンや間の取り方が素晴らしく上手なので、本当に話に引き寄せられます。
漢字に込められたメッセージ
いくつかご紹介させてください。
夢を叶える方法。
成功する人と失敗する人がいる。
辛いことがあると、人は愚痴をこぼすことがある。
「吐く」という漢字は、口から+と-と書きます。良いことも悪いことも、どんどん言葉に出せっていうこと。やなことは吐き出していい。
でも成功する人、夢を実現させる人は少しずつ変化していく。
弱音は少しずつ吐かなくなっていく。ポジティブシンキング。
すると、「吐く」という漢字は、「叶う」という漢字に変化していきます。
「夢」は叶うからな。
「逃げる」という漢字。
危険だと思ったら逃げていい。でも時間をおいて、「しんにょう」を「てへん」に変えて、逃げるを「挑む」に変えて、また挑戦すればいい。
この二つの漢字の意味は似ているんだ。
また、「幸せ」という言葉があります。
幸せの反対は、「辛い」だよね。
この二つの漢字もすごく似ているよね。
幸せという漢字から、一本線を引くと、辛いという漢字になる。
どんなに幸せな状態でも、何か少しでも欠けたら人は辛くなる。
辛い状況って、色々な難があると思う。
苦難、困難、災難。
人は、こういう苦しいことがあるから不幸と思ってしまう。
ただ、こういう難がない人生。それを、「無難な人生」という。
君たちは、無難な人生を生きてきたか?
そうじゃないよな。
逆に、無難の反対。
こういう難があることを、有る難とかいて、
「有難い」
ありがたいっていう漢字になるんだ。
苦難、困難、災難が起きたことを、「有難し」って言うんだ。
昔の人ってすごいだろ?
俺たちの先祖はこうして考えてきたんだ。
など、他にも素晴らしいお話がたくさんあります。
感動の講演
講演では歴史の話など笑いを交えながら、「命」、「言葉」、「人生」、「日本人」などをテーマに魂のこもった熱い授業を展開されています。
私もYouTubeで拝見し、正直「いやー、そう考えられるんだな、素晴らしいな!」と感じ、感動した次第です。
1
2
最近のコメント