考えや決断が素晴らしいと感じたら
そのような考えを持っておられるのは素晴らしいですね!
とある方とお話していて、率直にそう感じてお相手の方へ伝えた言葉です。
そのような決断をされ、前進しておられて素晴らしいですね!
こちらも、 私が素晴らしい方にお会いした際に、「素晴らしい考えや決断をされてこうやって進んでおられるんだな」と感じ、相手に対する尊敬の念とともに、素直にかけた言葉です。
相手から自分への言葉として受け取ると…
またこれらの言葉は以前、私に対しても頂戴したことがある言葉でもあります。 しかし、私はその言葉に「有難い」と思いつつも、自身では全く満足していませんでした。
なぜ?!
自分でもお相手に対して尊敬の念があるときにかけていた言葉なのに、私に対してその言葉を頂いたときは
いやいや、全然まだまだなんです という気持ちが大きかったのです。
言葉を頂いたどちらの場面も、私にとっては「ゴール」ではなく「スタート地点に立ったのみ」で、達成感を感じたりはしていない状況であり、これから起こるだろう幾多の場面を想像すると、現時点では何も「成功」ではなく、まだまだ「序章」の段階だと感じていたのでしょう。
もちろん、期待は大きく膨らんでいますが、同時に不安もあることは否めず、 「大丈夫かな?」 と考えている方が大きかったからのような気がします。
おかげさまでこれまで色んな仕事の場面を経験させて頂き、その中には非常に嬉しかったこと、または苦しく大変だったことなど様々ありました。
そんな人生の中で「ダメだな」と思っていることは、最近特に、明確に目標を決めずに行動しているんじゃないかと感じることがあり、反省することがよくあります。
もちろん行動しながら考えるという考えは間違ってないと思っていますし、何事もスピードがものをいう世の中、以前から「こうしたい!」とぼんやり考えていたことに遭遇できたとき、特に目標にはしていなかったけど進めていこうとなることはビジネスの世界ではアリだと考えています。 しかし明確な目標が定まっていないことも事実で…。
何か根拠のない行動をしてしまうのではないか?といった不安もあるなと感じていました。
スポーツ界での目標と区切り
スポーツの世界ですと、例えばオリンピックは4年に一度の開催で、選手はそれに向けて明確な目標設定をして進んでおられます。
高校野球では夏の大会に向けて、プロ野球もペナントレース終了まで1シーズンごとに区切られており、決まった期間での目標設定は明確です。 それに比べて私の場合、もちろん会社として法人は決算毎に区切りがありますのでそこが区切りであることに間違いはありません。
ただ、月末31日に終わってもまたすぐに1日が始まる、何か区切りがないようで最近はその区切りに対しての気持ちが薄れているように感じていました。 一種のスランプでしょうか。
人と出会うことで感じられるもの
この2年間は、コロナ禍で人と会うことや人が集まることが本当に難しい日々でした。 私の場合新たな挑戦をしたいとき、または新しい考え方をインプットしたいとき、先人や有名な方または成功者のお話を聞かせてもらう機会を得たいと感じます。
もちろん読書することでも得られる経験ですが、人と会うということはそれ以上に素晴らしい価値があることだと感じています。
先ほどのスランプについて。 目標を持つことも忘れている、区切りに対しての意識も薄れている。 ダメですね。 スポーツや野球の話が出たのでイチローさんの言葉を思い出しました。
努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。 努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。
人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。
やはり目標など、何かに向かって努力し続けていてはじめて結果がついてくるんですね。
結果をのこしておられるイチローさんの言葉だからこそ、ものすごく納得します。
そうこうしていたらNHKのサンデースポーツが始まりました。
またスポーツニュースに釘付けで、特に野球の話題は気になります。 大リーグ初昇格を果たした“加藤豪将選手”に“上原浩治さん”がインタビューです。
苦節10年の道のりに迫ります。
(カリフォルニア州出身で27歳の加藤豪将選手はプロ10年目の今年、ブルージェイズで初めて大リーグに昇格し、日本選手の野手では初めて日本のプロ野球を経験せずに大リーグ入りを果たした選手です)
その中で加藤選手が、
歩くことが好きな人は ゴールを目指している人よりも 遠くに歩ける
「目標を達成することよりも、その目標に至る道のりを歩き続けることにこそ価値がある」 と言うのです。
そこで上原さんが
達成感って一切ない?
と、加藤選手に質問 すると加藤選手から逆質問!?
上原さん、達成感って?
すると上原さんは、
「確かにそうだね!自分は引退を決めて「引退します」と言ったときが初めて達成感だったもんね!」と加藤選手にアドバイス!
上原さんも最初は加藤選手に質問しておきながら、「今は過去を考えずに、まだまだ現役は“前に前に!”、と考えないといけないね!」と伝えていました。
(加藤選手はその後、所属していたブルージェイズでは初ヒットも記録されましたが、早々に事実上の戦力外(DFA)となり、メッツに移籍後もメジャーに定着できない日々が続いているようですが、ぜひ頑張ってほしいです!)
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