20年くらい話していなかったでしょうか。 …
「うわ~、久しぶり、中田です。」
「めっちゃ久しぶりやね、元気そうな感じ!」 「そうやね、おかげさまで元気元気ですわ!」
「そいつはよかった、なんやけどちょっと聞いてよ!」
「どうしたどうした??」
最近、とても久しぶりの友人と電話で話す機会がありました。
やっぱり懐かしい声です。当時と変わりはありません。
まずは元気そうだし、話していると20代の頃の話題に戻れるのが嬉しいです。
私自身の声はどうか分かりませんが、人間、声って変わらないよな~という印象があります。
また別の日に、過去に仕事で関わりがあった方と久しぶりに話す機会があり10年ぶりくらいに話すことができました。
この方も声は当時のまま。皆さん方言や話し方の特徴があるので声の印象が過去と変わらず、声に変化がないってことでしょうか。
声の印象は変わるのか?
しかし、アニメや映画の吹き替えですと若い女性は比較的高い声、魔女やおばあさんの場合は低くしゃがれた声の場合が多いですよね。
この魔女やおばあさんも50年前だと高い声だったはずなんです。
やっぱり私の経験した20年ではなく、50年ぶりだと声も変わったなぁとなってしまうんでしょうか。
調べてみると、残念ながら年をとると身体の筋肉が衰えるように、声帯の筋肉も衰えるようです。放っておくと健康に悪影響も!?
以前にラジオで「健康長寿のための老け声対策」をテーマに放送されていたことがありました。
放送では山王病院・東京ボイスセンター長の渡邉先生が、加齢による声の衰えについて、解説されていました。
力こぶがなくなってくるように、声帯は粘膜なのでピチピチしていないとダメなんですけど、わかりやすく言うと干からびてくる
ただ、衰えを防ぐことは可能で
「例えば70歳くらいの声優さんが20歳くらいの役ができるように、鍛えれば大丈夫!」
なのだそうです。
自分で声の衰えは気づかないものですが、鼻から息を吸った後でゆっくり「あー」と一息で何秒声が出続けられるかを測る「あーテスト」というもので判断できるそうです。
一般的な成人男性だと一息で約30秒、成人女性で約20秒声が出るのが正常で、10秒を超えない場合は、のどに病気を抱えているか、衰えがあると言えるそうです。
さっそくやってみました
私も「あーテスト」、やってみました!
ヤバいですねぇ、結果は25秒。30秒を超せないし20秒くらいでだんだん苦しくなってきました。
身体の筋トレだけじゃなくて、声帯の筋トレも始めないといけませんね。
のどの衰えは、単に声が出にくくなるというだけでなく、特に高齢者にとっては病気の原因にもなりかねません。
高齢者での問題は、食道に入らないといけない物が誤って気道に入ってしまいむせることで、食べ物や飲み物が肺に入って誤嚥性肺炎を引き起こすと、命に関わる問題です。
渡邉先生によると、むせることを予防しているのは声筋、つまり声帯を動かす筋肉であり、これを鍛えることで誤えんが防げるそうで、のどを鍛えるのが手っ取り早いそうです。
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