社会人基礎力 ~ チームで働く力4(情況把握力)
「チームで働く力」の3つの能力要素のひとつ、「情況把握力」についてお届けします。
「情況把握力」とは?
周囲の状況と自分との関係性を理解する力のことをいいます。
■具体的にはどんな能力?
→情況とは「その場のありさま。あることの動きとの関連においてながめられた、ある場面のありさま」のことをいいます。情況把握力とは、現状を正しく理解する能力のことを指し、現在の状況を客観的かつ論理的に理解し、ポジティブな面もネガティブな面も正しく把握する能力といえるでしょう。
問題点やリスクを事前に察知するために必要不可欠な能力です。
▲出典:経済産業省 社会人基礎力 https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/
なぜ「情況把握力」が必要なのか?
ビジネス環境は常に変化しています。同じ業務を担当していた場合でも、周囲の状況によって仕事のやり方や優先順位は変更していく必要があります。
企業は、変化に対応して成長・発展をしていきます。そのためには「常に変化する状況に適切に対応する」ことが必要不可欠となります。
つまり、周囲や物事を見渡し、それらを正確に理解し行動できる人材が企業から必要とされているのです。
「情況把握力」のない行動の例
その場にあった適切な判断や行動ができない
自分の担当業務が完了した時、周囲の人が忙しそうにしていたら…あなたならどうしますか?
周囲の人は、あなたの手が空くのを待っていたのかもしれません。自分のことだけでなく、周囲の情況をよく見て仕事全体の進み具合を確認してみましょう。自分の周囲で何が起こっているかに心を配り、仕事全体の進行状況を把握するように努め、仕事全体がうまく進むように意識してみましょう。情況をしっかり把握することで、自分の力が活かせる場面では、特に積極的に声をかけていきたいですね。
部分的にしか物事を見ることができない
自分の担当業務が、他の人の仕事にどのように影響するかを考えて進めていますか?
決められた手順通りに対応することはもちろん大切なのですが、周囲や仕事全体の情況に応じて、機転を利かせたり対応したりすることも、とても大切です。突発的なことが発生した際は、業務の優先順位を調整するなど、全体の進捗状況によって判断し対応しましょう。
自分の担当業務だけでなく、全体の情況を見ることが大切です。
自分に課せられた役割を理解できない
作業の締め切りが迫っているにも関わらず、急ぐことなく通常通りの手順で進めたり、割り込んで入ってきた他の仕事を優先したりしていませんか?
そのような仕事のし方をしていると、当初予定していた仕事が期限までに間に合わなくなってしまいますよね…。そのような行動をとってしまうと、お客様へ迷惑をかけるだけではなく、仕事に対する姿勢を疑われてしまう恐れもあります。
仕事をする時は自分の役割を理解し、自分が仕事を完了できなかった場合に、どのような影響が出てしまうかなど、コトの重大さを認識することがとても大切です。
もし、「納期に間に合わないのではないか?」と気づいたら、その時点で上司や先に相談しましょう。他の仕事が割り込んできた場合は、仕事の優先順位を再度確認し、計画を見直す必要があります。
予想外のトラブルに陥り、自分だけでは判断できない場合は、必ず上司や先輩に相談し、指示を得た上で、すみやかに取りかかって進めましょう。
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