社会人基礎力 ~ チームで働く力2(傾聴力)
「チームで働く力」の6つの能力要素のひとつ、「傾聴力」についてお届けします。
「傾聴力」とは?
ただ「聞く」のではなく、相手が話しやすくなるように促し、相手の意見を丁寧に聞き出す力のことをいいます。
■チームで働く力
→ グループ内の協調性だけに留まらず、多様な人々との繋がりや協働を生み出す力が求められています。
▲出典:経済産業省 社会人基礎力 https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/
なぜ「傾聴力」が必要なのか?
コミュニケーションにおいて、傾聴力は欠かすことのできない力です。
そもそもコミュニケーションとは何でしょう?
【コミュニケーション】
社会生活を営む人間の間で行われる知覚や感情、思考の伝達。あるいは単に、動物個体間での、身振りや音声、匂い等による情報の伝達。辞書的な字義としては、人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達、などと定義付けられる。
(出典:Wikipedia)
つまり、「話す」ことと同時に「聴く」こともとても重要な意味があるのです。
たとえば、お客さまへのプレゼンの場などで、ついつい「こちらから発信する内容」ばかりに注目して考えがちですが、相手のニーズを踏まえた上での発信でなければ、相手には決して響かないですよね。
こちらから何が提供できるかを考える前に、相手の希望を正確に理解し、「聴く」技術を身につけることが必要なのです。
相手の話を聴く姿勢
- 話しに反応しながら聴く
自分が話をするときに、相手がどのような反応だったら「あぁ、この人は話を聴いてくれているな」と感じるのでしょう? 無表情でじっと聞いているだけでは、相手は「この人は本当に話を聴いて理解しているのか?」と不安しかないですよね。話を聴いている間、「うんうん」など相づちを打ったり、うなづいたりして反応することで、相手に「あなたの話を聴いていますよ」と伝えることができます。
その他、「~なんですね?」とくりかえしたり、悲しい話には心配顔 / 楽しい話にはにこやか顔 などの表情で反応したりするのもよいでしょう。
- 共感する気持ち
自分が話すときに「それは違う」「あなたの出した案より〇〇さんの方がよい」など、自分の意見を否定されてしまったら、どのように感じますか? 自分とは考え方が異なる意見を聞いた時、ついつい否定してしまうかもしれません。しかし、話し手は否定されるとそれ以上会話を続けることをためらってしまいます。自分の考え方と違っても、聴く姿勢をもって、まずは受け止めてみることが大切です。
相手は「共感してもらえた」と感じ満足感を得ることができます。
- メモを取る
仕事の指示を受ける時、必ずメモを取っていますか? 上司から呼ばれたときに手ぶらで行くようでは、社会人としての自覚が足りませんね。指示を聞き、うなづいて聞いていてもメモを取っていない場合、指示を出す側からみると「本当に理解できているのか?」かどうか不安が残ります。必ずメモを取りながら理解して聴くようにしましょう。
(「いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なんのために(Why)、どのように(How)、いくつ(How many) /いくらで(How much)」→5W2Hで要点を整理するとよいでしょう)
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