採用条件はそうだねぇ、感受性が高い人かな。
新卒で私を採用頂いた企業の経営者の方に、採用条件をお聞きした際に一番に出てきた言葉です。
それ以降私の頭の中では、「感受性が高いって、どういう定義があるんかなぁ」と考えていました。
自分ははたして感受性が高いのか?
「敏感というよりは鈍感なんじゃないかな」と自分では感じていますし、心配性というわけでもないし、何か良さそうだと思って頂けた部分があったんだろうな、と深くは考えませんでした。もちろん人生についても。
20代の頃、仕事以外に奉仕活動団体に所属していたので、よく人前で話す機会がありました。そんな機会が訪れる度に、
うわぁ、絶対言葉一つひとつ書いておかないと間違ったこと話してしまうよなぁ、でも顔が下向いてしまうから、どうしたらいいんやろ
と、非常に緊張し苦手に感じていました。
自分の言葉で表現することを苦手に感じていたのかと思います。
話す準備をしている際、ギリギリで発揮される力はすごいなぁ、とよく思っていました。
(「夏休みに入ったらすぐに宿題をやろう!」と決めていたのに何も進まず日が過ぎて、8月末の3日間になったら急に力が湧いてきて出来る、あの感覚でしょうか(笑))
40代の今は?となると、人前で話すことは得意ではありませんが、「緊張する」ではなく、「よし、自分の考えを表明できる貴重な機会を頂いているな」と感じています。
もちろん何を話そう?と準備して、考えますが、箇条書きにして自分の言葉で話すことを大切にしています。
話す準備にバタバタしていたあの頃と比べると、そのときそのときの「人との出会い」が、とても貴重だと肌で経験し、純粋にその機会を楽しむことが出来るようになったことで、それを「チャンス」と捉え、大切に思う気持ちに変わってきたのかも知れません。
(そう感じることができるようになったのも、冒頭の「感受性」のおかげかもしれません。)
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