旧年中は大変、お世話になりました。
今年もどうかよろしくお願いします。
さて、2018年はどんな年になるでしょうか?
私は経済学者でもないのでわかりませんが、若者の意識を通して未来のことが見えてきます。
これから日本はどうなっていくのか?
残念ながら、何も対策を打たなければ日本の未来は厳しいと思います。
下の数値を見てください。
ここに内閣府が29歳までの若者の意識について調査した国際比較のデーターがあります。
(内閣府 平成26年度13歳から29歳対象)
質問内容は以下の通りです。「」は日本 <>は米英仏などの先進国 {}は先進国との差
◆自分に満足していますか? 「45.8%」<約80%>{約35%弱}
◆自分には長所があると感じていますか?「68.9%」<約90%>{約20%強}
◆うまくいくかわからないことにも意欲的に取組む?「52.2%」<約80%>{約30%弱}
◆つまらない、やる気が出ないと感じたことがあった?「76.9%」<約50%弱>{約25%強}
◆この1週間でゆううつだと感じたことはあった? 77.9% 約40% 約40%弱
上記のデーターから「何事にも自信がないために、やる気が出ず悶々としている若者の姿」を感じます。
このような感覚の若者たちが先進国と比べ2,3割も多くいることは大問題です。
日本の将来が厳しいと思い感じるのもそこに理由があります。
多数の中高年ニートの存在を考えると30歳以上の大人も、同じような傾向にあるのではないかと想像します。
上記の結果は、簡単な質問になっていますが、心理学でいう「自己肯定感」、「自己効力感」を問う内容になっています。
詳細は省きますが、この二つは、人が成長していくうえで必要なものです。
これが低ければ、何事にも素直になれなかったり、常にやる気がなかったり大変なことになります。
では、自己肯定感や自己効力感を高めるにはどうすれば良いでしょうか。
共通しているのは成功体験です。
小さなこと、どんなことでも良いので成功体験を積んで「うまくいった」「うまくやれる」という感覚を持たせることです。
そして認めてあげることです。
ちなみに私が子供の頃、勉強が苦手でしたが趣味が「スズメや虫取り」で、たくさん採って帰ってくると母が「すごい! 上手!」と言って褒めてくれました。
子供心に、「勉強は苦手だけどスズメ取りは誰にも負けない」と自信をもった記憶があります。
些細なことでも良いので褒めて自信を持たせることが大切です。
私もこんな偉そうなことばかり言っていますが、自信がなかったり、意欲がなかったりするときもあります。
そんな時、自分に「がんばれ! お前なら出来る!」と言い聞かせます。
知的な方は、「程度が低い」と思われたかもしれませんね。
しかし、最近の科学で分かってきたことは、「なりたい自分」のイメージを持つことで、年をとっても自分自身を変えることができるそうです。
自分も周りの人も、もっともっと良くなる!・・・そんな年にしたいですね。
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