社会人基礎力 ~ 前に踏み出す力 2(働きかけ力)
社会人基礎力の中の、「前に踏み出す力」には、3つの能力要素があります。
前回に引き続き、「前に踏み出す力」の中要素のひとつ、「働きかけ力」についてお届けします。
▼(関連記事)人事担当者が最重要視する「前に踏み出す力」の要素「主体性」とは?
https://www.pasopia.co.jp/campaign/business_skill_002
「働きかけ力」とは?
「働きかけ力」とは、相手に納得してもらうように働きかけ、状況に応じて効果的に巻き込む力のことを言います。
■働きかけ力■
協業力、ネットワーキング行動、多様な人たちとの繋がり、パートナー力、相手との壁を越えて多様性を活かす対話力、人間関係資本、関係構築能
力、異文化集団に飛び込み(混沌、未知、異文化を受け入れ)信頼を勝ち得る(周囲を巻き込む)力
▲出典:経済産業省 社会人基礎力 https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/
「働きかけ力」を高める
周囲に働きかけ、巻き込んでいくためには、普段からどのような行動を心がければよいのでしょうか?
- 周囲への感謝の気持ちを忘れない
何気ない日常の中に「ありがとう」という気持ちを周囲に伝えていますか?仕事でも、プライベートでも、感謝の気持ちが伝われば、「その人の役に立ちたい」という気持ちが広がります。 - 苦手な人にも壁を作らない
仕事で出会う人々は、なかなか自分では選べません。苦手な人に壁を作っていては、巻き込むことはできません。
いろいろな人がいて、いろんな価値観があることで、自分にはない発想に気づいたり、多種多様なアイデアが生まれたりします。
ほどよい距離感で、関わってみましょう。 - 周囲の人を巻き込むことで達成できたことを思い返す
学生時代の行事、ボランティア、もちろん仕事で…周囲の人を巻き込んで成功した経験の積み重ねはとても大切です。まだ経験したことがない場合も、自分が動くことで何かが変わるかもしれません。
「これをすれば高められる」という特効薬はありませんが、日常での心構えや身近な成功体験を積み重ねることで、少しずつ高めることができます。
なぜ「働きかけ力」が大切なのか?
職場では、一人ひとりが責任をもって仕事に取りくむべきですが、個人では解決できないこともたくさんあります。
そのような時に周囲に働きかけたり、巻き込んだりすることができれば、一人では困難に思えたことでも、全員の力で乗り越えることができるようになります。
取りまとめ役、リーダー役を担うときはもちろん、リーダー・管理職でなくとも、周囲への働きかけ力はとても大切な力です。
謙虚な気持ちは大切ですが、遠慮しすぎて消極的な態度や言動を取ってしまうと、やる気がないように思われる恐れがあります。
周囲で何が起きているかを察知し、状況に合わせて積極的に行動しましょう。
就職活動でのアピール
就活で「働きかけ力」をアピールすると、どのような効果があるのでしょうか?
企業は、なぜ「働きかけ力」の高い人を採用したいのでしょうか?
業務、プロジェクトなど、仕事は一人でするものではありません。
「自ら積極的に働きかけることができる人」=「その仕事を成功に導く動きのできる人」
つまり、企業の成長になくてはならない原動力が「働きかけ力」なのです。
「働きかけ力」を磨き、採用担当者へ、自らの経験や普段の心構えなどアピールし、就活を成功させましょう!
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