自分の置かれた立場や役割を理解する
チームや組織の状況を把握する
自分に期待される役割は、一緒に仕事をする人達や仕事の進み具合により変化します。
例えば、チームの中で自分が年長者であったり、その仕事について知識や経験があったりした場合、あなたにはリーダー的な役割を期待されることが多くなるでしょう。また、仕事の進み具合が思わしくない場合は、リーダーシップを発揮しながら実施者としての役割も加わることでしょう。
ただし、リーダーだからといって全ての仕事を請け負うわけではありません。メンバーの能力にあわせた的確な役割分担を行うことも重要です。
一人で抱え込むのではなく、チームや組織の情況を把握し、その中で自分の役割を認識して仕事を進めていきましょう。
周囲の状況に適した行動をとる
職場では、周囲の情況に適した行動をとる必要があります。
たとえば、接客中の上司に相談を持ちかけたり、これから外出しようと機しく準備している先準に、あとで報告しても良いことを切り出したりすることは避け「TPO」をわきまえた行動をとるべきです。
具体的に配慮するべきポイントは、次のとおりです。
- Time(時)
・今話しかけても迷惑でないかどうか
・相手にどの程度の時間を確保してもらう必要があるか - Place(場所)
・同席者がいるかどうか
・他人に聞かれても問題ないかどうか
・資料を使いながら説明する必要があるか - Occasion(場合)
・相手とどのような関係にあるか
・相手が精神的に落ち着いて話を聴ける態勢にあるか
情報収集に努める
周囲の情況を的確に捉え自分の役割を把握するためには、日頃からアンテナを高くし、社会の動向や最新技術などの情報を集める習慣を身に付けておくことが大切です。
情報収集の手段はさまざまで、インターネットやマスコミ媒体などのツールを利用した収集や、周囲とのコミュニケーションによる情報入手、自分の経験・アイディアをメモに書きストックするなどがあります。曖昧な情報や信頼性に欠ける情報に惑わされないことも大切です。
収集した情報は、情況に応じて他のメンバーに提供したり、情況判断に役立てたりすることができます。
会社全体の状況を捉えよう
職場では、自分の担当業務のことだけでなく会社全体や部署の情況について把握し、それに応じた発言・行動をすることが期待されています。
たとえ新入社員であっても、社外のお客様と接する時は会社を代表する人聞と見られます。自社製品の特長などを聞かれて、担当業務外なので答えられないようでは、会社全体の信用にかかわります。
また、部署内での自分の立場を理解しておくことも重要です。担当業務の進み具合について、最初に報告するべきグループリーダーを飛び越えて、部課長に報告するなどの行動は、職場の人間関係を悪くしてしまいます。
自分の置かれた情況を認識し、行動しましょう。
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