規律性のない行動の例
規律性のない行動とはどのようなものでしょうか?
また、そのような行動には、どのような問題があるのでしょうか?
- ルールや規律を守ることの必要性を認識していない
きまりやルールについて「メンドくさいだけのもの」などと考えていませんか?人としての協調性や忍耐心が培われるのはもちろん、自分ひとりの問題にとどまらず、会社全体の問題、ケースによっては訴訟にまで発展するなど、会社の信用を大きく失墜させてしまう恐れがあります。
きちんとルールを守り、周囲に迷惑をかけることのないようにしましょう。
- ルールとなった経緯やルールの意味を理解していない
ルールを守ることはとても大切ですが、その意味を考えて行動していますか? 例えば交通ルールなら、速度制限や信号機など、守らなければ重大な事故につながってしまいますよね。
会社のルールも同様です。ルール化されているということは、そうする必要性があるということです。「このルールを守らなければ、どんな影響があるのか」と考えて行動しましょう。
- 何度も同じ失敗を繰り返す
一度注意されたのに、同じ失敗を繰り返してしまったことはありませんか? 「注意を受けるくらい大したことではない」と思ってしまいがちですが、注意をした側からすれば「きちんと聞いてもらえない」「注意しても直らない」という悪い印象だけが残ります。
決められた手順を守り、なぜ失敗したのかをきちんと考え、どうすれば失敗を回避できるのか、類似業務の際は注意点をしっかり整理して業務に臨むようにしましょう。
ルールの意味を理解しよう
そのルールの意味を理解して行動しましょう。ルールを見た時・聞いた時は正しい行動がとれたとしても、時間の経過とともにルールを忘れてしまうことがあります。
そうなると、無意識にルールから外れた行動につながってしまう恐れがあります。
また将来、あなたが部下や後輩に指導する時「どうしてこのルールに従わなくてはならないのか」ということを説明できなくなってしまいます。
(=指導力が欠けていると思われてしまいます)
ルールの意味まで理解していれば、指導する際にその意味を説明できるだけでなく、自分自身もルールを基にした応用力を発揮することができ、ルール化されていない事案にも適切な対応が取れるようになるのです。
ルール化するのは、トラブルの回避、効率化などさまざまな理由があります。盲信するのではなく、その意味からしっかり理解して、日頃から行動したいものですね。
身の回りにあるルールにも気をつけましょう
身近なルールにも配慮が必要です。社内規定や納期、報連相(報告・連絡・相談)のルールなど、今いちど確認してみましょう。
- 明確なルールと暗黙のルール
法律や条例のほか、会社での就業規則や社内規定など明文化されているルール以外にも、「社会人なら知っている」ような「暗黙のルール」もあります。
集団で生活する中では、お互いが共通のルールや認識を持ち行動することが必要となります。
明文化されていないルールなども、わからないことは素直に質問し、周囲の行動をよく見て、ルールに従って行動できるようにしましょう。
- 納期は厳守
納期とは、商品やサービスを納品する時期や期日をいいます。それはお客様と取り交わした約束ごと(ルール)のひとつです。
「〇月〇日までに商品を納めます」と明言した場合は、当然ながら期限を守る必要があります。万一、トラブル等で納期に間に合わない事態が発生した場合は、お客様に大きな迷惑をかけてしまうことになります。そのような事態が判明した時点で、速やかに会社で上司や先輩の指示を仰ぎ、迅速に対応することが必要です。
- 遅刻・欠勤時のルール
どんな理由であれ、遅れるとわかった時点で会社に連絡を入れましょう。(派遣スタッフとして就業している場合は、派遣先と合わせコーディネーターにも連絡が必要です。)
電車やバスなどの公共交通機関の遅延が理由の場合は、運行状況や到着予定などわかる範囲で完結に伝えましょう。伝えた予定が大幅に超えてしまう場合は、再度連絡が必要です。
体調不良や家族の病気等の家事都合などの、やむをえない理由で突然休暇を取る必要が出てくる場合もあります。自分が休むことで、業務にどう影響があるかを判断してから連絡を入れるましょう。状況によっては、休んだ分を周囲の人に代わってもらう必要も出てくるため、上司への相談も必要ですね。
もちろん、体調を崩してしまった際に無理をして出勤するのは禁物です。しかし、遅刻・欠勤が多いとどんなに仕事ができる人でも「自己管理ができない人」という評価につながりかねません。しっかり体調管理を行い、業務に臨みましょう。
身だしなみのルール
身だしなみは、社会人として必要なマナーです。社会人としてふさわしい身だしなみとはどのようなものでしょうか?
人はものごとのほとんどを視覚情報から判断します。つまり、外見でその人を判断します。
まず服装・身だしなみから表情や振る舞いなど、全体的な印象で「信頼できる」「やる気がある」「好印象◎」を判断するのです。
(あるいはその逆も)
清潔感
相手に不快感をもたれないためにも、清潔感をのある身だしなみを心がけましょう。
- スーツ、シャツはきちんとプレスされていますか?
- シャツの襟ぐりや袖ぐりに汚れはありませんか?
- 靴下はビジネスシーンに会っていますか?(スーツに白い靴下はNGですよ)
- 靴に汚れはついていませんか?ビジネスにふさわしいデザインですか?
- (主に男性)ネクタイはシンプルなデザインですか?
- 髪は整っていますか?フケなどは肩についていませんか?
- (男性)ヒゲの剃り残しはありませんか?
- (女性)メイクは華美でないナチュラルメイクですか?
- 爪は切り揃っていますか?(だらしなく伸びているのは×。また、長すぎるネイルは終業後にしましょう)
- 汗臭さ・口臭などに配慮していますか?
細かい点を上げればキリがありませんが、相手に不快感を与えない服装になっているかどうかをしっかり確認していきましょう。
上品さ
上品さととは、王子様やお姫様のような服装をするわけではありません。
落ち着いた色合いで、サイズが体型に合っており、周囲と調和のとれた服装が「上品」といえます。
色があまりにも派手なものや、露出の多い服装は上品とはいえず、また、無理をしてピチピチの服を着ているというのも、上品とは言えません。
周囲を安心させるような落ち着いた色・デザインで、自分の体型に合ったものを着るようにしましょう。
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人は外見でその人を判断します。
身だしなみがきちんとした人は、服装で相手の印象をアップできる、自制心やと自己表現能力などの「セルフマネジメント」ができる人だと判断されます。
「身だしなみ」=「オシャレ」ではありません。
自身の個性を前面に出したオシャレでなく、基本を守りながらさりげなく自分自身を表現するなどし、身だしなみは社内外に向けた「自身のプレゼンテーション」だと心得てください。
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